その1:三軒茶屋大山街道より


護符・呪符の世田谷院にて日々手書きの護符をお作りしています翠藍でございます。

当院の護符製作アトリエは東京、三軒茶屋の「大山街道」の道上にございます。

 

遡ること江戸時代、享保(西暦1716〜1736年)頃より現在の赤坂付近から大山詣りのために人々が歩き続けた街道、それが大山街道です。現在の国道246号線にあたります。青山通り、玉川通り、厚木街道と名称が異なるものの同じ246号線とまとめることができる1本道。

 

その休憩処として3軒のお茶屋ができたため、「三軒茶屋」という地名があるのですが、三軒茶屋駅付近にこの街道が2つのルートに別れる場所に寛永2年に建てられた道標があります。

 

ここから、246号線を直進し、途中左手に246と並行するような側道が出てきたら、まさにそこが大山街道旧道の入り口です。長くなりましたが当院はまさにその場所にございます。

 

江戸時代に思いを馳せてみますと、今も店舗が残る三軒茶屋のお茶屋で一休みし、2、3日の旅程で大山詣りに出かけたのは願掛けだけではなく、楽しいことでもあったでしょう。大山阿夫利神社様のページには「絶好の行楽地として愛された」とあります。年間20万人もの人が当時出かけたとのことですので、たくさんの人々の思いを乗せた街道なのです。

 

大山阿夫利神社様の大山詣りのご説明ページ

 

人生、苦しく辛いことばかりでは生きていく活力が湧きません。

昔の人々も、願掛けとともに歩く行程を楽しんでいたのでしょうね。私の作業アトリエで目をつむると、そんな当時の参詣者たちの姿が目の前に浮かびます。

 

このような環境で一枚一枚、丁寧に護符を手書きしております。

わたくし自身、関西の商売人家系に生まれ、日常的に由緒ある寺社仏閣そして書道にも親しんでおりました。ぜひ皆様の長い人生の支えになれますように。

 

 

世田谷院 翠藍(すいらん)